六郷祭開催

第14回六郷祭  百花繚乱 ~燃やせ! 六郷魂~

『六郷祭で感じた港との絆』          加藤 誠  港(全)19期E1

平成29年10月28日(土)~29日(日)に都立六郷工科高校で開催された『第14回六郷祭』に出かけ、展示されていた自動車(A型フォード)を見て母校からの流れを感じ、活動報告掲示や各種展示物から学生達が目指す将来への道標を感じつつ、今回、理事として初対応した港工同窓会展示室での諸先輩方及び来訪者との歓談を通じて母校との繋がりを感じるエピソードもあり、港工同窓会が絆を育む大切な役割を果たしていることに気づいて感謝するとともに、絆を太く、永く伸ばすために微力ながら同窓会ホームページ担当として努力することを決意いたしました。

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     六郷工科高校

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  港工業高校(港50周年記念誌)

1. 学科展・展示物

高校の玄関を入ると正面に飾られた迫力ある“ねぷた”を見て感動し、受付で六郷祭のパンフレットを入手して見学を始めました。 オートモビル工学科の展示場に入ると、母校で自動車科の実習等で活躍していたA型フォード車がすぐ目に留まって感動し、看板にも港工業高校から移管されたと明記されていました。奥に進むと、HONDAエコマイレッジチャレンジに出場したエコカー2台が展示されていて、港50周年記念誌(平成8年11月発行)に掲載されている自動車科のHONDAエコノパワーレース連続出場の記事を思い出し、母校との絆を感じました。

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   ”ねぷた” ※9月撮影

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     六郷祭パンフレット

 

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懐かしい A型フォード車

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 A型フォード車(港閉校記念誌) 

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 HONDAエコマイレッジチャレンジカー

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HONDAエコノパワーレース(港50周年記念誌)

デュアルシステム工学科では、生徒の活動をポスター展示してあり、企業での長期就業訓練(1か月間)の内容と感想(勉強になったこと、成長した点等)が掲載されていて、苦労した点や仕事を体験して自信がついた話などをじっくり読んで、新入社員の頃の自分と重なりました。

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デザイン工学科では、多様なデザインの展示と活動実績をPRするポスターが教室窓に掲示されていて、夕張キャンプ(都の代表選抜で夕張市へ派遣)及びデザセン(全国高等学校デザイン選手権大会)に2年連続出場した記事や、地元商店街と連携して商品デザインした記事などをアピールし、プロダクト工学科は廊下に広がる顔出し枠のある大きな看板が飾ってあり、港工祭や運動会でも色々なPR看板及びポスターを貼って来場者の興味を引くように頑張ったことを思い出しました。          ※港50周年記念誌(平成8年11月発行)

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 システム工学科では電子工作ワークショップで小学生から大人までが真剣に工作し、クラス別企画や部活企画では、楽器演奏、ミュージカル、ゲームイベント、展覧会、休憩コーナ(喫茶室)など色々な取り組みが行われ、港工祭での取り組みとイメージが重なりました。 また、各教室の前に設置されているロッカーを見て、港でも教室の前にロッカーがあったことを思い出し、もしかしたら引き継がれた物もあるのかな?と懐かしく感じました。

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2.港工同窓会展示室

2階に開設された展示室は、入口前に港工同窓会の看板と、高校の沿革説明図等が飾られ、受付の横に設置されたディスプレイでは、NHK番組“プロジェクトX 挑戦者たち”で、VHSビデオ開発で世界規格を創出した人達の中に港卒業生もいる映像等を流して紹介し、白板の前には記念誌及び卒業アルバムが年代順に閲覧できるように並べられ、また、来場者にお茶・コーヒ・お菓子等の接待を行って、休憩・歓談の場として活用いただきました。
受付は松岡理事(港(全)16期A)がご担当され、名簿検索やクラス名簿の印刷、アルバム内の写真印刷、名簿の住所変更などの各種サービスと来場者からの賛助金納入等の受付処理をされました。
<松岡理事からのコメント>
(1)同窓会展示室に来場されて記帳された方は26名(内訳:正会員18名、特別会員2名、在校生他6名)で、他にも見学のみの方が多数おられました。
(2)静岡より来られた山崎さん(港(全)9期E2)は、同級生の上野さんと楽しそうに歓談されました。
(3)特別会員の福富千明先生(定時制機械)が来場され、港卒で六郷工科高校教諭の杉野教諭(港(全)28期A)が同時期に在籍していたこともあって、懐かしく歓談されたそうです。
(4)来場された佐藤知治さん(港(全)43期E2)は、送付した同窓会ニュースが戻ったことで住所不明が判明し、新住所に更新されました。

展示室に来訪された方との出会いで感動したことは、子供3人を連れた母親が子供達に卒業アルバムを見せて一番小さい子供に「どの人がお爺ちゃんか判る?」と聞きました。すると、5~6歳位の男の子がすぐに指さしたのを見て母親がビックリし、その姿を写真に撮る様子を見ていた私達も驚き、卒業アルバムの写真を印刷して差し上げ、大変喜ばれました。
また、秋の同窓会旅行に参加され、同窓会展示室にも来訪された女性は、息子さんが港卒業生で、お孫さんが六郷工科高生とのことで、港工同窓会へのご理解も深く、素晴らしい絆を持つ”家族愛”を感じました。
その他にも来訪された同期生との懐かしい会話や、諸先輩方から昔話や港卒業生の活躍の話などを聴いて、自身の原点でもある母校のことを嬉しく思いました。

六郷祭が終わって展示室の後片付けを手伝っていると、展示物を収納するため1階の会議室に入室し、キャビネットに数々のトロフィーや盾、表彰状などが飾られているのを見つけて中を覗くと、港の歴史を物語る品々であることが判って驚くとともに感銘を受けました。
都立六郷工科高校のことは同窓会ニュースを読んで知ってはいましたが、実際に校舎を見て、中に入って六郷祭を見学し、港工同窓会展示室の手伝いをしながら色々な人たちと触れ合えたことで、港と六郷工科高との絆が今も繋がっていることが体感でき、感動するとともに、今後とも絆が太く、永く伸びることを期待しています。

六郷祭は、生徒の意欲とサービス精神が伝わる楽しいイベントでした。今後は、先進技術(電気自動車や自動制御技術、AI技術やネットワーク活用技術等)を取り入れた研究テーマの発表・展示等を加えて、さらなる発展を期待しております。ありがとうございました。

mhp65_IMG_3714       展示室入口 mhp65IMG_3713        展示室入口

mhp65IMG_3716   受付    (前田武男会長)

mhp65IMG_3707      楽しく歓談中!
 mhp65IMG_3706    卒業アルバムを見て笑顔!  mhp65IMG_3717         懐かしい想い出話に花が咲いた!

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先輩方からホームページ情報を入手(左端・加藤)

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集合写真提供 中西理事(港(全)12期E2)※後列右2番目